本日11日に園田競馬場で行われる菊水賞(3歳・ダ1700m・1着賞金700万円)に11頭が出走する。兵庫3歳クラシックの第1戦に位置づけられ、交流重賞の兵庫チャンピオンシップに繋がる一戦に、重賞ウィナー4頭を含む11頭が出走する。

　ロードカナロア産駒のジンギ(牡3、兵庫・橋本忠明厩舎)。前々走に同舞台で行われた特別戦では、番手から進めて逃げるアイオブザタイガーをねじ伏せ、3着以下に大差をつけて快勝している。母ロイヤルインパクトも中央で4勝を挙げており、血統背景も魅力な実力馬が重賞連勝を狙う。

　中央で未勝利勝ちがあり、今回が転厩初戦となるエナキョウ(牡3、兵庫・田中範雄厩舎)。その未勝利戦は逃げてなお、上がり3F最速タイで後続に3馬身半差をつける圧勝だった。コーナーを6回通過する小回りの舞台で最内枠を引いたのもプラスに働きそう。鞍上は初コンビとなる吉原寛人騎手。

　その田中厩舎からもう一騎、アイオブザタイガー(牡3、兵庫・田中範雄厩舎)も出走する。金沢所属時代に重賞連勝、ジンギに唯一土を付けるなど、これまで13戦して馬券圏内を外していない。逃げても控えても結果を残している自在性も強みで、兵庫でも重賞タイトル獲得なるか。

　こちらもダートで8戦して馬券圏内を外していないオオエフォーチュン(牡3、兵庫・住吉朝男厩舎)は、これまで同舞台で使われた5走前と3走前の走破タイムが良馬場で1分53秒6、良馬場で1分54秒6と優秀。昨年、良馬場で行われた菊水賞の勝ちタイム・1分54秒1と比較しても遜色ない。鞍上は引き続き山田雄大が務める。

　テンマダイウェーヴ(牡3、兵庫・新井隆太厩舎)は、ここ2走で大敗が続いているものの、これまでオオエフォーチュンらにも先着しており、重賞実績のある1700mに距離延長して復活を期する。

　他にも、目下3連勝中で重賞初挑戦のベルリーフ(牡3、兵庫・北野真弘厩舎)や末脚魅力のエイシントカチ(牡3、兵庫・森沢友貴厩舎)なども出走する。

　13:30時点でのオッズは以下の通り。発走は16:05。現時点で天候は晴、馬場は重となっている。

※人気順　馬名　騎手　オッズ
1　ジンギ　田中学　1.6
2　エナキョウ　吉原寛人　4.8
3　アイオブザタイガー　大山真吾　7.8
4　バンローズキングス　吉村智洋　11.3
5　ベルリーフ　下原理　17.4
6　テンマダイウェーヴ　杉浦健太　18.3
7　オオエフォーチュン　山田雄大　25.6
8　エイシントカチ　広瀬航　43.2
9　インペルフェット　永井孝典　66.8
10　セイウンクロノス　大柿一真　86.5
11　ベストプレゼント　永島太郎　146.3