日本ダービー以来となった前走
金鯱賞を快勝した
ダノンプレミアム(栗東・
中内田充正厩舎)。レース後は在厩のまま調整をしており、今朝11日は
マイラーズC(4月21日・京都芝1600m)に向けて1週前追い切りを行っている。
内馬場からEコースを半周して、Dコースの芝馬場へ移動して単走での追い切り。キャンターに移った時に少しだけ行きたがっているのかなというシーンはあったものの、それ以外は落ち着き十分の走り。
前半はかなり遅めのラップだったが、そこを
リラックスしながら走れるのは、先週5日の2週前追い切り(この時はCWコース)と同じ。前走後はとにかく落ち着きが目立つ走りになっている。そして、道中の走りで舌を出すのも先週と同じ。それだけ余裕があるということだろう。
だからといって、動かないわけではなく、スピードに乗ればさすがの動き。最後の直線、仕掛けられてからの伸びは抜群で、時計は6F87.0〜5F69.9〜4F53.1〜3F37.7〜1F11.6秒。数字はともかく、追われてからの反応と追い切りが終わってからの上がりすぎないテンションは前走をひと叩きした効果だろう。
(取材・文:井内利彰)