3月の
マーチSがハンデ戦ということもあって、5月の
平安Sとともに
帝王賞へと向かう重要な
ステップレースで、GI(JpnI)級の馬はここから始動することも多い。
過去10年間で1〜3番人気は8勝2着6回3着6回。1番人気馬も4勝2着3回と期待に応えているレースだ。
昨年は約1年ぶりの出走となった
グレイトパールが勝っているように力のある馬なら休み明けでも好走しているが、注目は4年連続で連対を果たしている3月の
名古屋大賞典組。過去10年で、このレースを
ステップに挑んだ馬は3勝2着4回と好成績を残している。
蹄不安による長い休養を余儀なくされたものの、ダートに矛先を変えた復帰後は5戦して2勝2回と堅実な◎
ウェスタールンド。前走の
チャンピオンズカップよりも相手関係は楽になり、1kg減も有利。追い込み一手の脚質に不安は残るが、先行馬が多く顔をそろえた今回は展開も向きそうだ。ここは重賞初勝利のチャンス。
このレースと相性の良い
名古屋大賞典組の上位3頭が当面の相手になりそうだ。当時2着だった○
ヒラボクラターシュはインコースに閉じ込められて動きづらいレースになってしまった。その後、
マーチSを使っての強行スケジュールだが、使い込めるのは調子が良いからだろう。520kgを越える大型馬で、2度目の57kgで改めて見直したい。
先行力を武器にする▲グリムは逃げた方が良いタイプだが、逃げなくても競馬は出来る。ここまで11戦のキャリアで4着以下は2回だけだが、その2回はスタート部分が芝コースだった。芝の新馬戦で3着し、芝スタートの青竜Sを勝っているように芝がまったくダメなタイプではないが、ダートのほうが持ち味がいきる。ペース次第では勝機も十分だ。
重賞で2着3回△
ピオネロや、
マーチS1番人気10着から巻き返しを狙う△
テーオーエナジー、充実著しい△
ロンドンタウン、8歳とはいえ衰えを感じさせない△
リーゼントロックを連下候補にあげておく。