「
皐月賞・G1」(14日、中山)
このまま引き下がるわけにはいかない。1番人気に支持された
弥生賞で、よもやの4着に敗れてしまった
ニシノデイジー。札幌2歳S-東スポ杯2歳Sと重賞を連勝した実力馬が、クラシックの大舞台を控えて静かにリベンジの態勢を整えつつある。
12日朝はいつものように主戦・勝浦が騎乗して美浦坂路へ。4F69秒5-16秒9でゆったりと駆け上がった。気負ったところも見られず、
リラックスした雰囲気で軽快なフットワークが目立った。付きっきりで調教をつける鞍上は「変わりないですね。順調に、そして無事に来られています」と納得の表情で話した。ここ2戦は勝ち星に手が届いていないが、パートナーに寄せる信頼は揺るがない。
4枠8番の枠順についても「見た瞬間、いい枠だなと思いました。この枠で文句を言う人はいないでしょう」と歓迎した。くしくも
母ニシノヒナギクの父である
アグネスタキオンは、同じ4枠(7番)から01年
皐月賞を制している。「特に作戦を考えることもないですね。自分のリズムで行きやすい枠順です」と内外のラ
イバルたちを見ながら、スムーズにポジションを取りに行く構えだ。「自分にできることは結果を出すこと。(関係者と)喜びを分かち合いたい」と決意を表明。クラシックへ懸ける強い意気込みだけは誰にも負けない。
提供:デイリースポーツ