「
皐月賞・G1」(14日、中山)
11年の
オルフェーヴル、17年は
アルアインと
ペルシアンナイトでワンツーを決めるなど、
皐月賞2勝を挙げる池江厩舎。今年は
サトノルークス、
クラージュゲリエを送り込む。
輸送を翌日に控えた12日朝、2頭は栗東坂路で調整。
サトノルークスはゆったりと4F65秒0をマーク。「追い切り後も変わった感じはない。順調に来ている」と兼武助手は満足げ。目下3連勝。前走の
すみれSは自分から動いて後続馬を封じ込む強い競馬だった。「成長期がゆったりとしていて、これからの馬。それだけに3連勝は評価できる。使いながら強くなっている」と地力強化を感じ取る。1枠2番に「ロスなく競馬ができる。競馬がうまい馬なので」と操縦性の良さを強調した。
クラージュゲリエは4F63秒7をマーク。「馬体に張りが出て良く見せるようになった。上向いているんじゃないかな」と気配の良さに胸を張る。デビューから4戦して2勝、3着2回と底は見せていない。「気性の難しいところがあったけど、比較的落ち着いている。今のテンションで臨みたい」と同助手。競馬では2重のメンコを着けるなど工夫し、成果も得られている。初の中山にも「小回りの札幌で走っているし、心配ない。折り合いがついて、3枠6番の内枠もいい」と期待が上回る。偉大な厩舎の先輩に続きたい。
提供:デイリースポーツ