ダイヤモンドSで初重賞制覇となった
ユーキャンスマイル(栗東・
友道康夫厩舎)。直近3走はすべて3000m以上の距離という、徹底したステイヤー仕様での
天皇賞・春(4月28日・京都芝3200m)への挑戦。
今朝17日は
岩田康誠騎手が跨って、CWコースでの3頭併せ。
アドマイヤユラナス、
ネプチュナイトを追いかけたが、さすがに道中は余裕の走り。3コーナー手前あたりで前が遅くなり、ここでラップがちぐはぐになったが、そんな場面も折り合いを欠くようなことはない。
4コーナーからはしっかりと加速していき、最後の直線は内から前をきっちりと捕まえに行く。最後は真ん中にいた
ネプチュナイトと併走したが、手応えは断然こちらが優勢。ゴールでもきっちり先着した形でフィニッシュしている。
時計は6F81.7〜5F66.9〜4F52.5〜3F37.7〜1F12.0秒。先週まではさほど速い時計を出していなかったので、ここでようやくといった数字だが、ここまでの積み重ねが凝縮された追い切りといってよい。
(取材・文:井内利彰)