「マイラーズC・G2」(21日、京都)
最高の輝きを取り戻す-。17年の2歳王者
ダノンプレミアムが17日、栗東CWで万全の出走態勢を整えた。昨年のダービー以来となった前走の
金鯱賞で、鮮やかな復活V。完全復活&春のマイル王を目指すためにも、絶対に落とせない一戦を迎えた。
完全復活へ。
ダノンプレミアムは主戦の川田を背に、栗東CWを単走で追われた。ゆっくりとスタートし、向正面から徐々にペースアップ。全体時計の6F85秒0は目立つものではないが、ゴール前まで馬なりのまま、ラスト1F11秒5は立派だ。終始、元気の良さを感じさせるフットワークを披露した。
猿橋助手は「騎乗した川田さんは“コントロールが利いていた”と話していました。次もあるし、きっちり仕上げるよりもこれぐらいで」と満足そうにうなずいた。レースへ向けても「体重は(前走時と同じ)502キロ。今回は
安田記念の前哨戦としてのイメージ。当然のことながら、いい競馬を期待しています」と笑顔を見せた。
この中間は在厩で調整を続けてきた。ダービー以来となった前走の
金鯱賞を快勝。その後は今回までの間隔が中5週のため、一度スイッチをオフのイメージで仕上げ直した。それでも5日の初時計から、気合あふれる走りを披露。11日の1週前リハでは栗東芝で好時計をマークと、万全の態勢が整っている。
同助手は「マイル戦は久しぶりになりますが、スピードがある馬だし、折り合いの心配をしなくていい。力は出せるでしょう」とキッパリ。無傷の3連勝で
朝日杯FSを勝ち、最優秀2歳牡馬に輝いた実績からも、能力の高さは明らか。重賞2連勝を飾り、春のマイル王・有力候補へと名乗りを上げる。
提供:デイリースポーツ