「フ
ローラS・G2」(21日、東京)
エアジーンが18日、美浦Wで軽快な動きを披露。状態の良さをアピールした。キャリアは浅いとはいえ、ここまで3戦2勝。
ハービンジャー産駒の素質馬が、重賞初挑戦V&
オークスの権利獲りへ、静かに闘志を燃やしている。
目立つ時計ではないものの、動きの良さは目を引いた。
エアジーンは美浦Wで単走。4Fから55秒0-39秒5-12秒7。最後まで馬なりのままで派手なパフォーマンスではなかったが、フットワークに切れがあり、好ムードを漂わせていた。
森助手も納得の表情だ。「今回は放牧明け3戦目。それほどやる必要はないので」と意図を説明した上で、「前走の疲れはないですし、いい状態をキープしています」と出来の良さを強調。「落ち着きが出てきましたね」と精神面での成長を感じていた。
デビューから3戦2勝と高い能力を示している。前走の
ミモザ賞を正攻法の競馬でV。着差以上に強い内容だった。今回は初の東京コースとなるが、「距離は前走で経験していますし、長くいい脚を使うタイプなので合うと思っています」と不安な点は何もない。
重賞初挑戦に「素質はここでも見劣らないですし、大きな舞台へ行ってほしいと思っています」と簡単に引き下がるつもりはない。昨年、このレースを
サトノワルキューレで制したM・デムーロを背に、タイトルと樫の切符をいただく。
提供:デイリースポーツ