21日に東京競馬場で行われる
フローラS(3歳・牝・GII・芝2000m)の舞台となる東京芝2000m。このコースについて解説していく。
1コーナー奥のポケットからスタートし、初角となる2コーナーまでは130m弱(Aコース使用時)。なだらかに下りながら進み、向正面の長い直線の半ばで、一旦、2mほど上る。そこからは3コーナー半ばまで再び下り、残り900mから上りに転じる。最後の直線に入ると、残り400mから300mぐらいのところで約2mの急坂を上り、ラスト300mは平坦になる。最後の直線は525.9m。
2003年にコース改修が行われたが、初角までの距離が短い点は変わりないため、外枠の馬に厳しいコースレイアウトとなっている。
2回東京開催は前半6日間をAコース、7〜10日目をBコース、11、12日をCコースで行う。つまり
フローラSはAコース使用2日目ということになる。1回東京はDコース使用だったため、実に内側9mが開放される形となる。これだけ幅員があれば、内だけが伸びるということはなく、馬場状態としてはフラットとして考えて良さそう。
実際、近5年で上がり最速馬が4勝を挙げており、確かな末脚があれば、しっかり勝負になるレースだ。