毎週欠かさず馬場に関する情報を収集し、自身の予想に反映させるというスポーツニッポンの“万哲”こと小田哲也記者が、“予想に役立つ馬場情報”をコンセプトに、重賞が開催されるコースについて、当週の降水量・前日のレース結果等を踏まえた主観的意見から、よりライブな馬場状態を解説する。
【マイラーズC(京都の芝傾向)】
京都の芝状態が、冬開催(1〜2月)とはどう変わったか? これが一番注目していた点だった。ご存じの通り、昨秋後半から今冬の京都芝は時計を多少要し、力がいる状況。道中のペースの関係もあるが、京都金杯や京都記念は珍しい低速決着になっていた。
結論から先に言うと、例年の春開催同様に京都らしい「高速舞台」に戻っている。約2カ月開催がなかったことで、芝が順調に生育し、上々のコンディションを保っている。土曜の京都芝はCコース使用、良馬場で終日開催。かなり速い時計が出た。
土曜は、芝競走は6鞍施行。勝ち馬の最終4コーナーの位置は...