3月の
日経賞(GII・中山芝2500m)からは、逃げ切り勝ちを見せた
メイショウテッコン、惜しくも3戦連続の2着となった
エタリオウの4歳馬2頭を含む4頭が出走。2014年には
日経賞から出走した馬が上位3着を独占するなど、2頭の勝ち馬(連覇の
フェノーメノ、
マイネルキッツ)が出ている。現時点で登録がある馬の一覧と
日経賞での着順は下記の通り。
1着
メイショウテッコン2着
エタリオウ7着
クリンチャー9着
チェスナットコート■レース総括
菊花賞2着馬の
エタリオウ、
日経新春杯2着の
ルックトゥワイス、重賞2勝目を狙う
メイショウテッコンらが上位人気に。
レースは
メイショウテッコンが五分のスタートをきってハナに立つと、
武豊騎手が絶妙なペースで進め1:02.7のタイムで1000mを通過。第3コーナーへ向かうあたりで、後方にいた
エタリオウが一気に2番手まで捲りペースも速まると、そのまま2頭が並ぶようにして第4コーナーへ。
コーナーの利を活かして
メイショウテッコンが1馬身ほど
エタリオウを引き離す。この2頭が坂を駆け上がったあたりで後続を引き離すと、そのままゴールまで大勢は変わらず、4歳馬のワンツーフィニッシュとなった。勝ちタイムは稍重で2:34.2。
■各馬振り返り
・1着
メイショウテッコン 最内枠からすんなりとゲートを出て、そこから
武豊騎手の絶妙なラップに導かれそのまま逃走V。道中で
エタリオウにつつかれる場面がありつつも、上手く立ち回りロスなく長く脚を使った。速い上がりを使った過去がない同馬にとって、稍重の馬場もプラスに働いたか。
・2着
エタリオウ これで3走連続の重賞2着。道中で捲りを見せるなど、こちらも長く脚を使っているものの、直線で勝ち馬との差は詰まらなかった。今回は昨年の
菊花賞以来5ヶ月ぶりの実戦だったのも影響し、着順ほど力負けはしていない印象。
・7着
クリンチャー 久々の
三浦皇成騎手とのコンビ。直線に入ったあたりでは、前の集団を交わす勢いを見せるものの、最後は脚色が鈍った。これで中山競馬場で2戦連続の着外。得意の京都で巻き返しを期す。
・9着
チェスナットコート 昨年の2着時と同じような位置取りで直線外目に持ち出されるも、そこからは伸び脚を見せずに後退していった。