28日に京都競馬場で行われる
天皇賞・春(4歳上・GI・芝3200m)について枠順・馬番別に検証していく。
馬番別では、最多となる4回の馬券絡みが1番と12番。3回で2番、3番、6番、2回で4番、8番、11番、15番、16番と続く。
基本的には内枠優勢という認識で問題ないが、外目の枠でも12番は勝ち馬2頭を輩出するなど健闘している。ただし、12番から連対した3頭は、いずれも3番人気以内の上位人気に推されていた馬だったことを覚えておきたい。
参考までに枠順による成績を比較すると下記の通り。
1枠 5-1-1-13 複勝率35.0% 複勝回収率341%
2枠 1-2-2-15 複勝率25.0% 複勝回収率254%
3枠 1-1-1-17 複勝率15.0% 複勝回収率96%
4枠 1-0-2-17 複勝率15.0% 複勝回収率39%
5枠 0-0-0-20 複勝率0.0% 複勝回収率0%
6枠 2-2-2-14 複勝率30.0% 複勝回収率75%
7枠 0-2-1-24 複勝率11.1% 複勝回収率91%
8枠 0-2-1-27 複勝率10.0% 複勝回収率27%
まず、1枠の好走率・回収率の高さが目に留まるだろう。過去10年で5勝を挙げる活躍は瞠目すべき結果で、昨今の高速馬場とも相俟ってロスなく立ち回れる内枠のアドバンテージは相当に大きいのではないか。
16年 13番人気2着
カレンミロティック(2枠3番)
15年 10番人気3着
カレンミロティック(1枠2番)
14年 12番人気3着
ホッコーブレーヴ(3枠6番)
12年 14番人気1着
ビートブラック(1枠1番)
10年 16番人気3着
メイショウドンタク(2枠4番)
09年 12番人気1着
マイネルキッツ(1枠2番)
天皇賞・春は「2-1-3-81」と二桁人気馬の激走も少なくないが、上記の通り3着以内に好走した馬はいずれも6番より内枠で、勝ち馬に限れば共に1枠を引いていた。今年も人気薄の馬に色気を持つのであれば、枠順を当てにしてみるといいだろう。