27日に東京競馬場で行われる
青葉賞(3歳・GII・芝2400m)の舞台となる東京芝2400m。このコースについて解説していく。
東京芝2400mはスタンド前からのスタート。350mほど走ったところで1コーナーに突入する。向正面半ばまでゆったり下って、一旦上ってから下り、3コーナーの中間地点が最も低くなる。4コーナーを回って直線入り口に急坂が待ち構えており、坂を上り切ったラスト300mは平坦。ゴール前の直線は525.9m。
東京芝2400mは、
日本ダービーや
ジャパンカップが行われるチャンピオンを決定するコース。それだけに各馬が能力を発揮できるイーブンな条件というイメージを抱きがちだが、実際には内枠有利になりやすい点は頭に入れておくべきだろう。
青葉賞はダービーへの出走権を賭けた
トライアルレースなので、前半のペースが緩みやすい。そのため、後方一気は難しく、前半は後方で脚をためていても、4コーナーではある程度の位置まで押し上げているのが望ましい。近3年、4コーナーの通過順位が二桁からの馬券絡みは、16年10番手から2着した
レッドエルディストのみである。
2回東京開催は前半6日間をAコース、7〜10日目をBコース、11、12日をCコースで行う。つまり
青葉賞はAコース使用3日目ということになる。1回東京はDコース使用だったため、実に内側9mが開放される形となる。これだけ幅員があれば、内だけが伸びるということはなく、馬場状態としてはフラットとして考えて良さそう。馬場状態が良いため、速い時計、上がりへの対応力が求められるのは間違いなく、実際に先週日曜の芝レースの結果を見ても、勝ち馬は軒並み上がり33秒台前半の脚を使っていた。