前走
日経賞で重賞2勝目を挙げた
メイショウテッコン(栗東・
高橋義忠厩舎)。今朝25日は
天皇賞・春(4月28日・京都芝3200m)に向けた最終追い切りを行っている。
福永祐一騎手が騎乗して、坂路馬場での併せ馬。
モンファロンを追いかける内容だったが、スタート地点では1.5秒くらいの差があり、道中ではその差がさらに広がるような場面もあった。
それだけに残り300mほどの地点では、追いつかないのでは、という感じだったが、先行馬がラップを速めなかったこともあり、差はぐんぐんと詰まっていく。結局、ゴールでは僅かに先着する形となったが、目一杯に追われてのものではない。
時計は4F53.0〜3F38.3〜2F24.5〜1F12.3秒。全体の数字は前走時よりも遅くなっているが、2F時計は速いので問題ない。むしろ追い切った後、厩舎へ戻る際の様子に落ち着きがあるのが素晴らしい。
菊花賞を走っていた頃に比べると、気性面での成長が著しいだけに、レースでどんな走りを見せるか楽しみなところ。
(取材・文:井内利彰)