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【天皇賞・春予想】本格ステイヤー◎フィエールマンはまだまだ強くなる/JRAレース展望

  • 2019年04月28日(日) 07時00分
 巷にあふれかえっている「平成最後の…」が最も良く似合うと思える天皇賞・春。長い伝統を誇るレースで、最長距離GI競走。古馬最大の名誉をかけて4歳以上馬がスタミナと底力を競うレースだ。

 ここに至るローテーションは多岐にわたり、過去10年の勝ち馬だけでも日経賞阪神大賞典大阪杯が3頭ずつ。残るひとつは京都記念からの出走馬だ。GI競走の中のGI競走らしく「格」を重んじるレースになっている。1〜3番人気馬は6勝2着5回3着3回。しかし、1番人気に限れば1勝2着1回と不振だ。

 重賞未勝利馬6頭含む13頭立てとやや寂しいメンバーになった上に、GI優勝馬は1頭だけ。それでも長距離戦らしいスタミナ自慢が顔を揃えた1戦になった。本命は◎フィエールマン。スピードタイプの母系と相性が良いことで知られるディープインパクト産駒だが、本馬の場合は母系にニジンスキーラインゴールドが入る本格ステイヤー。母は仏国芝2400mの重賞勝ち馬でスタミナと底力あふれる配合だ。まだ体質が弱くて使い込めないようだが、血統的には豊富な成長力を持ち合わせているはずで、まだまだ強くなってくれるだろう。

 目標にされる不利があって菊花賞ハナ差2着に泣いた◯エタリオウも当然圏内だ。父ステイゴールドの現役時代を彷彿させるような惜敗続きだが、すっかり中・長距離重賞戦線において、なくてはならない存在になった。母は米国GI優勝馬。天皇賞・春4勝のステイゴールド産駒だけに、仕掛けるタイミングひとつで逆転も十分に可能な1頭だ。

 3番手はスタミナ自慢の▲カフジプリンス。準オープン級の身で阪神大賞典に挑戦したのはひとえに長距離適性があるからこそ。屈腱炎による長期休養があるだけに、あまり時計の早い決着になれば疑問だが、スタミナと底力比べになれば過去5年連続して2着馬を輩出しているハーツクライの血が騒ぐ。

 バテない末脚比べになれば昨年の3着馬△クリンチャーや、京都記念で差のない競馬をした△パフォーマプロミスハーツクライ産駒の△チェスナットコートや、本格化の兆しを見せている△グローリーヴェイズらにもチャンスが出てくる。

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