新潟競馬場が大幅改修されたのちは、春の新潟開催のメイン競走として、
JRAでは唯一の芝2000mワンターンコースのハンデキャップレースとして行われている。最後の直線も600m以上と
JRAで最長距離を誇り、展開の紛れはないものの、ハンデ戦らしく過去10年で1番人気の優勝馬はなく、16年に
フルーキーが2着となっている程度。3番人気まで枠を広げても4勝2着4頭3着3頭と波乱含みだ。
◎
アストラエンブレムは一昨年の
新潟記念は56.5キロのハンデで2着。去勢手術の前後で結果を残せてない時期もあったが、
ディセンバーS3着、そして前走の
東風Sはハナ差2着と調子をあげてきた。過去5勝中4勝が左回り。新潟競馬場でも2勝をあげており、舞台変わりはプラスになりそうだ。加えて道悪実績もあり、中心視した。
狙って面白そうなのは◯
ダッシングブレイズ。以前はマイラー色が強かったが、昨年暮れあたりから距離を伸ばし、前走の
京都記念は出走メンバー中最速の上がりタイムで着順のイメージほどは負けていない。新潟競馬場は初めてだが、東京競馬場で3勝をあげており、相性は悪くなさそうだ。
未知の魅力がたっぷりなのは▲
ロシュフォール。デビューが遅れ、初勝利はダービー当日になったしまったが、そこから5戦して4勝。左回りに限れば4戦4勝と底を見せていない。重賞初挑戦で55キロのハンデは見込まれた感があるが。それを補って余りある素質を感じさせている。
昨年の
新潟記念2着馬△
メートルダール、先行力を身につけて新しい面を見せている△
ブラックスピネル、新潟競馬場と相性の良い△
ルックトゥワイスと、最後に△
ランガディアの名前を入れておきたい。