「天皇賞(春)・G1」(28日、京都)
“ホーム”の舞台で迎える大一番へ、上昇カーブが止まらない。気温は11度。強い風と小雨がぱらつくなか、
グローリーヴェイズが26日、美浦南の角馬場に姿を現した。先に周回中の馬をじっと見据える姿は堂々としたもので、鞍上に馬場入りを促されると素直に周回に加わった。10分ほど体をほぐすと、今度はWへ移動。気分良く軽めのキャンターで1周して厩舎へ引き揚げた。
胸を張れる仕上がりだ。尾関師は運動後のチェックを済ませると「追い切った割にいい意味で余裕がある。そこを踏まえ、長めで乗らせていいキャンターをしていた。心身ともにいい状態。しっかり積み重ねてきているし、今回、特にこうしようというのはしていない」とうなずきながら話した。
通算7戦中、京都芝で4戦。前走の
日経新春杯勝ちを含め〈1・1・0・2〉の実績を残す。勝手知ったる庭と呼べる場所だけに「京都はいつも行っているし、ホームみたいなもの。土曜に競馬も開催していないので、到着してからもゆっくり休めるでしょう」と不安はない。最後まで万全を期して盾獲りを狙う。
提供:デイリースポーツ