4月23日から26日まで、米国フロリダ州で開催された「OBSエイプリル2歳トレーニングセール」は、総売り上げが前年比6.8%アップの7318万3000ドル、平均価格が前年比10.9%アップの10万8903ドル、中間価格が前年比9.1%アップの6万ドルと、主要な指標がすべて向上し、いずれもこのセールとしての歴代最高値をマーク。前年18.1%だった主取り率が、わずかに上昇して19.7%となったが、2割を切る数字を維持するなど、活発にして堅調なマーケットが展開された。
最高価格馬は、最終日の26日に登場した上場番号1165番の父イントゥ
ミスチフ・
母ディキシーソングの牡馬。G1フリゼットSなど2つのG1を制したバイ
ザムーンの従兄弟にあたる同馬は、公開調教で2F=21秒フラットの好時計をマーク。代理人の
ジャスティン・キャッセが130万ドル、日本円にしておよそ1億4670万円で購買している。
また、日本人によると思われる購買は、42万5千ドル(約4796万円)で購買された上場番号169番の父アンクルモー・母イゾ
ベルベイリーの牡馬を筆頭に、6頭が確認されている。
(文:合田直弘)