東京競馬場が突然の嵐に見舞われた。4日の10R
メトロポリタンSの出走馬が馬場入りした直後の午後3時、東京競馬場の上空が黒い雲に覆われて直径1センチほどの大粒のひょうが飛散。芝コースではピンポン球のように跳ねるシーンが見られた。しばらくして雨に変わったものの、回復のメドが立たないため、JRAは午後3時45分、10R以降のレースを中止すると発表した。なお、発売された10R以降の勝馬投票券は払戻窓口で返還される。
木村一人開催委員長は「安全で公正な競馬ができないという総合的な判断から、10R以降の競馬を中止としました」と説明した。開催途中での中止は13年1月14日の中山開催(降雪のため4R以降取りやめ)以来で、続行競馬を行わなかったのは05年12月18日の中京開催(降雪のため9R以降取りやめ)以来。JRAではひょうによる開催中止はこれまで確認できていない。
今回中止となった10R
メトロポリタンSと12R4歳上1000万下は代替実施されず、11R
プリンシパルSは5日に出馬登録をやり直し、12日の東京10Rへ移設して行われることになった。
提供:デイリースポーツ