1着馬に対し
安田記念の優先出走権が与えられる
ステップレース。1番人気が不振なレースで、過去10年で1番人気馬が勝ったのは2013年の
ダイワマッジョーレのみ。それ以外は2・3着にすら入れていない。
1.前走条件に注目
過去10年で前走1600mだった馬は(5・7・5・61)で複勝率21.8%と好成績。対して1400mは(1・1・2・17)で複勝率19.0%、1200mだと(3・2・3・54)で複勝率12.9%と、距離が短くなるにつれ成績は落ち込む傾向にある。前走1200mで優勝した3頭はいずれも
高松宮記念からのローテだったことを考えると、基本的にマイルを使われてここに臨む馬、もしくは
高松宮記念を使われてきた格上の馬を中心視すべきだろう。
2.4歳馬は苦戦気味
過去10年の成績を年齢別にみると、最も良いのが5歳馬。(5・2・4・33)で連対率15.9%、複勝率は25%にも及ぶ。6歳以上の馬も(3・8・2・62)、連対率14.6%、複勝率17.3%とまずまず。逆に4歳馬は(2・0・4・40)で連対率4.3%、複勝率13.0%と苦戦気味。
3.近年は末脚も問われやすい
2009年〜13年において上り3Fが3位以内だった馬が優勝したケースは1回のみだったのに対し、14年〜18年だと実に4回を数える。過去10年の逃げ馬の成績が(0・1・2・7)であるように以前から差し馬が台頭しやすいレースではあったが、近年は更にその傾向が顕著になりつつある。
サトノアレスは昨年の
安田記念で上り最速の4着。ここなら末脚のキレは最上位だ。昨年の同レースで3着しているし、東京で馬券圏内を外したのは
安田記念と不良馬場だった
富士Sのみ。休み明けでも好走を期待したい。
ちなみに、netkeiba.comの予想オッズで
サトノアレスは2番人気となっているが、2番人気は1番人気とは逆に2014年から5年連続で馬券に絡んでいる。