デビューから3連勝で
オークス(5月19日・東京芝2400m)に出走予定の
ラヴズオンリーユー。今朝8日はレースに向けた1週前追い切り、CWコースで
M.デムーロ騎手を背に併せ馬を行っている。
エントシャイデンが先行して、それが3馬身ほど後ろから追いかける展開。6F標識から5F標識の区間は15秒を切るラップだったこともあり、折り合いを欠くようなところもなく、スムーズな追走。そこから順調にスピードに乗っていき、馬場中央あたりを通って、4コーナーから最後の直線へと向く。
ここで前との差を詰めていくが、スピードに乗ってからの追い上げは一瞬。内から追いついたと思ったら、すぐに追い抜かして、ラスト1F標識地点では1馬身は前に抜け出しているような形だった。
そこから軽く仕掛けられるとしっかり伸び、最後も気を抜かないように追われると、さらに伸びる。推進力があって、力強い走り。
時計は6F81.2〜5F66.4〜4F52.2〜3F38.3〜1F11.6秒と全体の時計が遅くないにも関わらず、ラスト1Fのラップが秀逸。距離はもちろん、初めての左回りや関東遠征など課題はたくさんあるが、そんなことは無関係と思わせてくれるくらいの素晴らしい動きだった。
(取材・文:井内利彰)