12日に東京競馬場で行われる
ヴィクトリアマイル(4歳上・牝・GI・芝1600m)の舞台となる東京芝1600m。このコースについて解説していく。
向正面直線の右奥からのスタート。いわゆるコーナー2回の「ワンターン」のコースになる。3コーナーまでの距離は550mほど。緩やかな下りからスタートして、3コーナー手前で緩やかに上り、再度3〜4コーナーは下り坂になる。最後の直線は525.9m。残り480m地点から260m地点にかけて、高低差2mの上り坂が待ち構えている。坂を上りきってからはほぼ平坦。
初角まで長いので、基本的に枠の有利不利は少ない。また、外枠の馬が先行争いに加わると、ペースが厳しくなって逃げ、先行馬にとって厳しくなる傾向がある。
2回東京開催は前半6日間をAコース、7〜10日目をBコース、11、12日をCコースで行う。つまり
ヴィクトリアマイルはBコース2日目ということになる。
17年こそ稍重だったこともあり1.33.9にとどまったが、それ以外は1分31秒台から32秒台前半と速い時計が記録されている。高速決着が基本線と考えてよいだろう。31秒台の決着となった15年、16年は
ストレイトガールが連覇を果たしている。