11日に東京競馬場で行われる京王杯ス
プリングC(4歳上・GII・芝1400m)について種牡馬別に検証していく。
過去10年で最多となる3回の馬券絡みが
ディープインパクト、
フジキセキ、
ダンスインザダーク、
マンハッタンカフェ。2回で
ダイワメジャー、
サクラバクシンオーが続く。また、過去10年において2勝以上している種牡馬がいない点も興味深い傾向だ。
ディープインパクト産駒は延べ9頭が出走して「1-1-1-6」複勝率33.3%、複勝回収率64%という成績で、特に前走マイル重賞で3着以内に好走していた馬は「1-1-1-0」と同レースでも結果を残している。
今年は
エントシャイデン、
サトノアレス、
リライアブルエースの3頭が出走を予定している。
サトノアレスは18年京王杯ス
プリングCの3着馬で、前走
東京新聞杯3着という臨戦過程も評価できそうだ。なお、過去に芝1400m以下の重賞から参戦した
ディープインパクト産駒はいないので、
エントシャイデンや
リライアブルエースの結果にも注目したい。
ダイワメジャー産駒は延べ8頭が出走して「1-1-0-6」複勝率25.0%、複勝回収率76%となっている。今年は16年京王杯ス
プリングCで3着に好走していた
ロサギガンティアの半弟にあたる
スターオブペルシャが参戦予定だ。
キングカメハメハ産駒は延べ5頭が出走して「0-0-0-5」複勝率0.0%、複勝回収率0%と未だ結果を出せていないが、いずれも6番人気以下の人気薄だった。また、馬券内には及ばなかったものの、11年
コスモセンサーが13番人気4着と激走していたことも覚えておきたい。
同産駒からは
トゥザクラウンと
レッツゴードンキが特別登録済み。
レッツゴードンキは
ヴィクトリアマイルへ向かうが、
トゥザクラウンも上位人気が予想されるので、改めて
キングカメハメハ産駒の京王杯ス
プリングCへの適性が問われるだろう。