11日に東京競馬場で行われる京王杯ス
プリングC(4歳上・GII・芝1400m)の舞台となる東京芝1400m。このコースについて解説していく。
向正面直線の真ん中からのスタート。初角となる3コーナーまでの距離は343m。スタート直後に緩やかに上り、向正面から3コーナー半ばまでは下り。最後の直線は525.9m。残り480m地点から260m地点にかけて、高低差2mの上り坂が待ち構えている。坂を上りきってからはほぼ平坦。
2回東京開催は前半6日間をAコース、7〜10日目をBコース、11、12日をCコースで行う。つまり
京王杯スプリングカップはBコース初日ということになる。野芝の生育が旺盛な時期でのコース替わり初日ということで、よほど中間に降雨があるか開催が雨にあたらない限りは、速い時計の出る馬場と考えて良いだろう。
実際に、重馬場で行われた17年は1.23.2にとどまったが、近5年で3回1分19秒台で決着しているスピードレースとなっている。18年の勝ち馬
ムーンクエイクの上がりが33.2秒、16年の勝ち馬
サトノアラジンの上がりが32.4秒。高い瞬発力が求められるレースで、逆に言えばそれだけの脚が使えれば、後方からでも差し届く。