12日に東京競馬場で行われる
ヴィクトリアマイル(4歳上・牝・GI・芝1600m)について枠順・馬番別に検証していく。
馬番別では、最多となる4回の馬券絡みが1番。3回で4番、10番、16番、2回で2番、5番、6番、11番、13番と続く。全体的に見れば内枠優勢と考えていいだろう。
参考までに枠順による成績を比較すると下記の通り。
1枠 0-2-4-14 複勝率30.0% 複勝回収率174%
2枠 1-1-2-16 複勝率20.0% 複勝回収率68%
3枠 3-0-1-16 複勝率20.0% 複勝回収率70%
4枠 0-2-0-18 複勝率10.0% 複勝回収率102%
5枠 0-2-1-17 複勝率15.0% 複勝回収率132%
6枠 3-0-0-17 複勝率15.0% 複勝回収率24%
7枠 2-1-1-24 複勝率14.3% 複勝回収率51%
8枠 1-2-1-26 複勝率13.3% 複勝回収率306%
1・4・5枠からは勝ち馬を輩出できていないものの、いずれも複勝回収率においてプラス収支を記録している傾向は興味深い。なお、
ヴィクトリアマイルが創設された2006年以降でも4枠「0-2-0-24」と5枠「0-3-1-22」は優勝例がなく、上位人気に推される馬でも苦戦している。
偶数馬番 5-8-4-71 連対率14.8% 複勝回収率193%
奇数馬番 5-2-6-77 連対率7.8% 複勝回収率55%
さらに馬番別成績を偶数と奇数に分けてみると、連対率に明確な差のある面白い傾向が見受けられた。ちなみに過去10年の
ヴィクトリアマイルにおいて10番人気以下の成績は「1-4-2-81」となっているが、3着以内に好走した7頭中6頭が偶数馬番を引いていたことは覚えておきたい。