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ヴィクトリアマイル・G1」(12日、東京)
勝利への強い意気込みが、数字となって表れた。
阪神JF以来のG1制覇を狙う
ラッキーライラックは、栗東坂路で4F50秒7という8日の一番時計をマークした。
前を行く
ギラーミン(4歳1000万下)に残り2F地点で並び掛けると、そこから一気にギアを上げて3馬身突き放した。ラスト1Fも12秒3の好タイム。輸送競馬を控える牝馬なら、当週はソフトにしたくなるところだが、最後まで攻めの姿勢を貫いた。
松永幹師は「伸び伸びと走っていましたね。時計も動きも良かったですから順調です。ここが目標なので、しっかりと。やることはやったという感じです」と納得の笑みを浮かべる。春の大一番へ向け、まさしく究極の仕上げを施した。
前走の阪神牝馬Sは内で包まれてしまい、力を出し切れずに8着。それでも勝ち馬とは0秒2差と大負けはしていない。「前走は運がなかった。ここ1年、結果を出せていない。何とか結果を」。狙うのは1年2カ月ぶりのVゴールだけだ。
提供:デイリースポーツ