美浦には久々の来場となった
武豊騎手が騎乗して、本馬場(芝)で最終追い切りを行った
ソウルスターリング(牝5・美浦・
藤沢和雄)。追い切り後の武騎手のコメント。
「さすがに良い馬ですね。軟らかさと力強さを兼ね備えていて、こういう馬はなかなかいないです。この馬についてクリストフや厩舎の人からも難しいところがあると聞きましたし、ビデオを見てもそういう面があると思いました。追い切りは単走でやりましたが、状態は良さそうですね。
スピードがすごくありますが、コントロールが難しい感じです。先生から美浦で乗ってほしいと言われたので、何かあるのかなと思って来ましたが、実際に乗らないとわからないところもありましたし、確かに難しそうな馬なので、今回美浦で乗ったことを生かさないといけませんね。マイルは良いと思いますし、最終追い切りに乗って、さらに楽しみになりました。良い馬に乗せてもらえるので、期待に応えたいですね」
プリモシーン(牝4・美浦・
木村哲也)は、ウッドチップコースで
福永祐一騎手が手綱を取って併せ馬で追い切っている。木村調教師のコメント。
「馬がアグレッシブで前向きになっていて、この状態でジョッキー(福永騎手)を乗せてコントロールがきくのかどうかを確かめようと思って追い切りました。前走(ダービー卿CT・GIII・2着)から今回に向けてのこの馬の変化を感じてほしいと考えていたのですが、張る面が改善されている感触は掴んでもらえました。
併せ馬でしっかりと追い切っても変な力みがないかの確認もしたのですが、思っていた通り良い動きでした。東京のマイルは問題ないですし、あとはどんな競馬をしてくれるのか楽しみです」
(取材・文:佐々木祥恵)