11日(土)に行われるGII京王杯ス
プリングCには16頭が出走。2016年の勝ち馬
サトノアラジンは翌年の
安田記念も勝利するなど、GIの前哨戦として注目の一戦だが、2016年の勝ち馬
レッドファルクスや2015年の勝ち馬
サクラゴスペルなど、1200mで勝利を挙げるス
プリント志向の強い馬の活躍も目立っている。
先週の東京競馬は土曜に雹が降り、10レース以降は取り止めになったものの、日曜は1600万下の芝のマイル戦で1分32秒6、GIの
NHKマイルCで1分32秒4という時計を記録したことから、今週も高速馬場の傾向が続くといっていいだろう。
ムーンクエイクが勝った昨年は、スタート後200mからゴール前200mまで1ハロン10秒9〜11秒台前半の時計が続き、持久力が問われる一戦となった。1600m戦や1200m戦とは別の適性が求められ、マイル路線からエントリーしてくる組とス
プリント路線からエントリーしてくる組、それぞれの適性をしっかりと見極めたいところ。
そんな京王杯ス
プリングCで注目したい予想家が、『馬サブロー』の看板記者である妹尾和也氏だ。「どれだけ変わる可能性があるか」という観点から狙い馬を厳選し、人気を問わず◎を打つ穴党記者として知られている。
先週土曜の
京都新聞杯では、11番人気の勝ち馬
レッドジェニアルを本命にして見事に的中。前走の敗戦は参考外で、初V時の力を出せるなら狙い目とした予想はお見事だった。前走1着馬が3頭しかおらず、混戦ムードの今年のメンバーでどう狙うのか、予想をチェックしたい。
そして、ただ今絶好調なのが山崎エリカ氏。人気馬の死角を探し、穴馬を発掘する予想
スタイルで4週連続プラス収支を記録し、重賞で毎週的中を重ねるなど勝負強さも発揮している。
レース分析を通じた各馬の評価を書いた予想見解にも見どころがあり、昨年の当レースでは勝った
ムーンクエイクに◎を打っているだけに、今年の◎も見逃せない。
人気No.1予想家の井内利彰氏は、昨年の本レースを東京芝1400mでのレースぶりと調教適性から狙い馬を定めていた。当時は栗東坂路で追い切った馬を評価していたが、今年はどの馬を評価するのか。
1番人気が予想される
タワーオブロンドンを含め、今年は1400mで勝っている馬が多いだけに、“東京芝1400mにマッチした調教”を行ったのはどの馬なのか、気になるところだ。