京都競馬場のダートコースのさらに内側に設けられている障害コースを3周。
中山グランドジャンプ(4250m)、
中山大障害(4100m)に次ぐ3930mの距離に延べ18回の障害が用意されている難コース。中でも、2周目の内回り(大障害コース)に設置されている「いけ垣障害」(高さ1.5m、幅2.9m)とバンケット障害(高低差0.8m、長さ15.9m)の2つは難所。とくに後者は他の競馬場にはない特殊な形態で、ここで
バランスを崩すようだと苦しくなる。最後の直線はコーナーリングの巧みさと飛越の安定性などコース適性がモノをいうレースだ。
過去10年で1〜3番人気馬は7勝2着5回3着4回。1番人気馬は3勝2着2回と堅調だ。
京都競馬場の大障害コースに実績があるのは◎
タマモプラネットだ。4000m級の距離に実績はないものの、
京都ジャンプステークスには3度出走して1勝2着1回。後続を引き離して逃げるタイプだけに小回りの京都コースはあっている印象だ。
2番手以下は混戦模様で一長一短。未勝利戦を脱出したばかりの◯
メイショウタンヅツだが、2着5回とキャリアを重ねてきた。京都コースに不可欠な先行力の持ち主というのも心強い。おそらく後続を引き離して逃げるだろう
タマモプラネットから離れた2番手でレースを進めることができれば粘りこみも十分可能だ。
実績上位は
京都ハイジャンプコースの経験があり、
オジュウチョウサンや
タイセイドリームも出走していた3月の
阪神スプリングジャンプ4着
アズマタックン。4000m級の経験もあり、豊富なキャリアで上位進出を狙う。
前走でクラスにメドを立てた△
メイショウゴウキ、デビュー戦で優れた障害センスを見せた△
キークラッカーも押さえたい。