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【日本ダービー2019予想】サートゥルナーリアの不安は乗り替わりのみ!? 無敗のダービー戴冠を後押しする“3つのポイント”(1)/JRAレース展望

  • 2019年05月13日(月) 19時02分
 いよいよ令和元年の日本ダービーが2週間後に迫ってきました。その中心と目されているのが、無敗の皐月賞サートゥルナーリアです。平成において、無敗の皐月賞馬はサートゥルナーリアを含め、トウカイテイオーミホノブルボンアグネスタキオンディープインパクトのわずか5頭。皐月賞後、左前浅屈腱炎を発症し、日本ダービーを回避したアグネスタキオン以外の3頭は無敗でダービーも制しています。

 サートゥルナーリアに果たして、“無敗のダービー馬”になる資格はあるのか。「血統」、「皐月賞組の戦績」、「厩舎の実績」という3つのポイントから解説。今回、騎乗予定だったC.ルメール騎手が騎乗停止により豪州のD.レーン騎手に変更となりましたが、歴史に裏付けされた“無敗のダービー馬”への可能性を探るべく、まずは血統面から考察していきます。

【血統から探る可能性】

 サートゥルナーリアの父は、日本屈指のスプリンターとして名を馳せたロードカナロア。母は2005年の優駿牝馬を異次元の末脚で勝利し、その後米国に遠征してアメリカンオークスを圧勝、日米オークス制覇を達成した名牝・シーザリオです。

 半兄にはエピファネイア(父シンボリクリスエス)と、血統構成が4分の3同じであるリオンディーズ父キングカメハメハ)がいます。前者は皐月賞2着、日本ダービー2着と惜敗し、迎えたクラシック最終戦の菊花賞で見事に雪辱。その後、古馬となってジャパンCを再び圧勝しました。後者はわずか1戦のキャリアで望んだ朝日杯FSで、鋭い差し脚を武器に見事GIのタイトルを奪取しました。血統面からは父、母、兄と、まさしく「規格外」の能力を受け継いでいるのがサートゥルナーリアなのです。

 詳しく見ていくと、種牡馬としてのロードカナロアは母系にSpecialの血を持つ産駒が成功する傾向にあり、シーザリオからサドラーズウェルズを引くこの馬はその要件を満たしています。昨年の年度代表馬に輝いたアーモンドアイ(母母父ヌレイエフ)や、昨年マイルCSを3歳ながら制覇したステルヴィオ(母父ファルブラヴ)などもこの類型に当てはまります。

 また、サートゥルナーリア自身は東京コースと相性の良いニジンスキーとニックス関係にあるStorm Catを持ち、父系と母系でナスペリオンの形を構築。まさに、府中の大舞台で力を出せる完成度の高い血統構成だといえます。

 明日は、「皐月賞組の戦績」からサートゥルナーリアの“無敗のダービー馬”の可能性を探っていきます。


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