昨年京都で行われた
JBCクラシックを除くと、
JRAでは唯一1900mの距離で行われるダート重賞。13年に
東海Sと入れ替わり現在の形となった。
帝王賞や夏以降のGI戦線を目指す強豪に新興勢力も加わり、ハイレベルなレースが繰り広げられている。
1.阪神での成績
平安Sが1900m・5月開催となった13年以降の6年間で馬券に絡んだ延べ18頭の内、実に16頭が過去に阪神のダートで勝利経験があった。またそれがなかった2頭はいずれも前走が
アンタレスSで3着以内だった。京都で行われる重賞だが、阪神での成績にも注意しておきたい。
2.馬格のある馬が優勢
過去6年の出走馬の成績を馬体重別に見てみると、当日500kg以上だった馬は(5・5・4・36)で複勝率28%なのに対し、500kg未満だった馬は(1・1・2・41)で複勝率9%と苦戦傾向にある。基本的には馬体重が重く、馬格のある馬を中心に狙いたい。当日の発表を注意して見ておく必要があるだろう。
3.先行できるかどうかがカギに
この6年間で中緩みがなかった年は17年のみ。それもあって過去6年の優勝馬は全て4コーナーの位置取りが3番手以内だった。最初のコーナーまでの距離が長い分先行争いは1〜2コーナーまでには落ち着き、先行馬が息を入れる余地のある展開になりやすいのだろう。基本的には前々で流れに乗れる馬を重視したい。
ロンドンタウンは
マーチSで2着、
アンタレスSで3着と今年に入って安定した成績を残している。好位から長く良い脚が使えるので今回の京都1900mという条件は合っていそう。国内での勝利は2年近く遠ざかっているが、充実している今なら。