前走の
皐月賞を無敗で制した
サートゥルナーリア(栗東・角居勝彦厩舎)。前走騎乗の
C.ルメール騎手が騎乗停止になり、レースでの騎乗が不可能に。よって、
D.レーン騎手への乗り替わりが発表されているが、そのジョッキーが跨って、
日本ダービー(5月26日・東京芝2400m)に向けた1週前追い切りを行っている。
朝一番のCWコースへ
タニノミッション、
タニノフランケルとともに入場。前半のペースがかなり遅かったこともあり、少し行きたがるようなところも見せていたが、脚をためるということに関しては、全く問題ない程度。
前2頭との差もあまりなかったということもあり、4コーナーではいつでも追い抜けるような位置。最後の直線に向くと、加速する体勢を整えて、前をきっちり捕まえる。時計は6F87.0〜5F70.5〜4F54.5〜3F38.8〜1F11.6秒と全体は遅くなったが、抜け出してからの伸びはさすが。
乗り替わりになったからといって、この追い切りからマイナスに感じるようなところはない。デビューから5戦目、最もレース間隔が詰まるローテーションとなるが、現時点ではテンションが上がりすぎるようなところもなく、本当に順調といった感じがする。
(取材・文:井内利彰)