一昨年の
オークス馬
ソウルスターリング(牝5)の妹の
シェーングランツ(牝3・美浦・
藤沢和雄)が、
オークスに向けて最終追い切りを消化した。追い切りを終えて、藤沢調教師の共同記者会見が行われた。
(今朝の追い切りについて)
「今年は
桜花賞トライアル(
チューリップ賞・GII・5着)、
桜花賞(GI・9着)と関西に出張に行ったので、馬が幾分細くなっていましたし、その後は放牧に行きました。こちらに帰ってきてからはキャンターでは毎日乗っていて、そんなに速い時計は出ていないのですが、体の方もだいぶ回復してきました。ただ
桜花賞に使ってからはそんなに日がたっていないので、遅い時計で調整をしてきました」
(馬の雰囲気は?)
「元気が出てきて、体も戻りつつあります。東京競馬場は得意そうですし、(レースの)前半は穏やかなところがあるので、ちょうど良いかなと思っています」
(前走は体が減っていて462キロだったが、この中間の馬体重は?)
「先週は前走より10キロくらい戻ってきています」
(この馬のクラシック路線の戦いぶりについて)
「後方からで大変な辛い競馬が続きました。また前走の
桜花賞は速い流れだったので、追い込んでは来ているのですけど、なかなか届かないという競馬でした。今回は東京の2400mということで、その辺は前走よりは有利かなと思っています」
(姉の
ソウルスターリングで
オークスに勝って、妹でも
オークスに挑戦となるが、送り出す心境は?)
「お姉さんはタイプが違いますが、素晴らしい馬で、
オークスも勝たせてもらいました。この馬もまた素晴らしい馬なので、何とかお姉さんのように頑張ってもらいたいです」
(取材・文:佐々木祥恵)