アルテミスS、
クイーンCに続いて3度目の東京遠征となる
ビーチサンバ。送り出す島厩務員は「何の問題もない」と胸を張ります。
「
クイーンCの頃はカイバの食いが悪かったので何よりカイバを食べさせるように促していた。結果的にプラス8キロ(前走比の数字で476キロ)。若干、重かったかな、という気もする。でも、今回は調教の量もかなりしっかり積んでいるのでね。不安の要素がないんだ」(島厩務員)
桜花賞前と比べると…、ホント全然違います!特にトモがすごくしっかりしてきているようにお見受けしますよ。
「
シルエットが全然違うからね。そして、この夏を超えるともっと良くなるとは思う」
でも、現状でも“一線級”と言える仕上がりだと思います。
ピンク帽の8枠と友道厩舎との相性は抜群です。過去のGI勝ちを振り返ると、2008年
天皇賞(春)での
アドマイヤジュピタは8枠14番、2009年
皐月賞での
アンライバルドは8枠16番、2018年
日本ダービーでの
ワグネリアンは8枠17番、2019年NHKマイルでの
アドマイヤマーズも8枠17番でした。
「どこからでも競馬が出来る馬なので、少々外でも枠は問いません。とにかく状態がよくて唸っている。繰り返しになりますが、何の問題もありませんよ」
ウイニングチケットで1993年
日本ダービーを制した経験のある島厩務員にこう言われるとこちらはグウの音も出ないです。
(取材・文:花岡貴子)