26日に東京競馬場で行われる
日本ダービー(3歳・牡牝・GI・芝2400m)について種牡馬別に検証していく。
過去10年で最多となる9回の馬券絡みが
ディープインパクト。次点で5回の
キングカメハメハ、3回の
ハーツクライと続く。
ディープインパクト産駒は33頭が出走して「4-2-3-24」となっているが、勝ち馬4頭は18年
ワグネリアン(5番人気)、16年
マカヒキ(3番人気)、13年
キズナ(1番人気)、12年
ディープブリランテ(3番人気)という内訳で、意外なことに1番人気での勝利は一度しかなかった。ただし、6番人気以下となると「0-0-1-15」と信頼度は落ちる。ちなみに近3年は同産駒(
ダノンプレミアム、
アドミラブル、
ディーマジェスティ)が1番人気の支持を集めていた。今年、5番人気以内に収まる可能性がある馬は
ダノンキングリーと
ダノンチェイサーの2頭だろうか(
ダノンチェイサーは回避が決定)。
キングカメハメハ産駒は20頭が出走して「2-1-2-15」という成績。17年
レイデオロ、15年
ドゥラメンテと2頭の勝ち馬を輩出しているほか、18年
コズミックフォース(16番人気3着)や14年
タガノグランパ(16番人気4着)など二桁人気馬の激走も目立つ。
同産駒からは
クラージュゲリエ、
ランフォザローゼス、
レッドジェニアルが出走を予定しているが、先の激走例に倣えば
日本ダービー勝ち馬を母父に持つタイプには注意が必要かもしれない。
また、今年は
キングカメハメハの孫世代にあたる
ロードカナロア産駒の
サートゥルナーリアが1番人気濃厚。母
父スペシャルウィーク、
母シーザリオ、共に東京芝2400mのGIに実績がある点は
キングカメハメハ系の特徴として強みになるだろう。
最後に
皐月賞2着の実績から人気を集めそうな
ジャスタウェイ産駒の
ヴェロックス。
ジャスタウェイの父である
ハーツクライの産駒は
日本ダービーで上位人気に推されれば、17年
スワーヴリチャード(3番人気2着)、14年
ワンアンドオンリー(3番人気1着)と堅実に走っていたので、
ジャスタウェイ産駒の動向も気になるところだ。