26日に東京競馬場で行われる
日本ダービー(3歳・牡牝・GI・芝2400m)について枠順・馬番別に検証していく。
馬番別では、最多となる6回の馬券絡みが1番。次点で3回の3番、7番、12番が続く。
日本ダービーにおける1枠1番の優位性を耳にしたことがある方も多いかもしれないが、データ的にも頭一つ抜けているので疑う余地はなさそうだ。ただし、昨年は1番人気の
ダノンプレミアム(1枠1番)が6着に敗れており、1枠1番だからといって絶対的な評価ができるわけではない点に注意したい。
参考までに人気別に枠順による成績を比較すると下記の通り。
1〜5番人気
1枠 3-1-1-4 複勝率55.6% 複勝回収率133%
2枠 1-1-0-1 複勝率66.7% 複勝回収率110%
3枠 1-0-0-4 複勝率20.0% 複勝回収率30%
4枠 0-2-1-6 複勝率33.3% 複勝回収率82%
5枠 1-1-0-3 複勝率40.0% 複勝回収率110%
6枠 1-3-1-4 複勝率55.6% 複勝回収率177%
7枠 1-1-0-1 複勝率66.7% 複勝回収率90%
8枠 1-0-1-5 複勝率28.6% 複勝回収率80%
6番人気以下
1枠 1-1-0-9 複勝率18.2% 複勝回収率104%
2枠 0-0-2-15 複勝率11.8% 複勝回収率128%
3枠 0-0-0-15 複勝率0.0% 複勝回収率0%
4枠 0-0-2-8 複勝率20.0% 複勝回収率409%
5枠 0-0-1-14 複勝率6.7% 複勝回収率41%
6枠 0-0-0-11 複勝率0.0% 複勝回収率0%
7枠 0-0-1-26 複勝率3.7% 複勝回収率16%
8枠 0-0-0-22 複勝率0.0% 複勝回収率0%
日本ダービーの勝ち馬は5番人気以内から輩出される傾向が強く、現行コースで開催されるようになった2003年以降でも6番人気以下から勝利したのは2010年1枠1番
エイシンフラッシュ(7番人気)のみ。
また、上記の通り過去10年の
日本ダービーにおいても6番人気以下から連対を果たしていたのは1枠を引いた馬に限定されている。3連単285万6300円の大波乱となった昨年も例に漏れず、枠順に人気を加味するだけでも思いがけない配当を手にすることができるかもしれない。