26日に東京競馬場で行われる
目黒記念(4歳上・GII・東京芝2500m)の舞台となる東京芝2500m。このコースについて解説していく。
東京芝2500mはスタンド前直線からのスタート。東京2400mとの違いは、スタート地点が100m、4コーナー寄りになること。その結果、スタート直後に急坂を超えることになる。初角となる1コーナーまでは約450m。1コーナー過ぎから緩やかなで長い下り坂となり、一旦上ってから再び下り、3コーナーの中間地点が最底部となる。直線入り口からの220mで高低差2.1mという急坂を上り、ラスト300mはほぼ平坦でゴールへ。ゴール前の直線は525.9m。
スタート直後に上り坂ということもあり、前半のペースはゆったりと流れることが多い。しかし、馬場の高速化により決着タイムは速く、昨年は2.29.7と2分30秒を切る決着となった。東京芝2500mというと、いい脚を長く使うタイプがバテずに伸びてくるという印象が強いかもしれないが、近5年の連対馬の上りは全て33〜34秒台で、長距離戦ながら切れ味が求められている。
2回東京開催は前半6日間をAコース、7〜10日目をBコース、11、12日をCコースで行う。つまり
目黒記念はCコース替わりの2日目。先週は馬場の内目を開けて乗られるシーンも見られたが、Cコース替わりでその部分がカバーされる形になる。
ヴィクトリアマイルが1.30.5、
オークスが2.22.8と、非常に速い時計での決着となった。東京競馬場のある府中市は21日に73.5ミリの降雨があったが、その後はダービー当日まで晴れで気温が上がる予報。野芝の生育が進むお膳立てが整っており、例年以上の時計勝負になる公算が極めて高そうだ。