26日に東京競馬場で行われる
日本ダービー(3歳・牡牝・GI・芝2400m)の舞台となる東京芝2400m。このコースについて解説していく。
東京芝2400mはスタンド前からのスタート。350mほど走ったところで初角となる1コーナーに突入する。向正面半ばまでゆったり下って、一旦上ってから下り、3コーナーの中間地点が最も低くなる。4コーナーを回って直線入り口に急坂が待ち構えており、坂を上り切ったラスト300mは平坦。ゴール前の直線は525.9m。
東京芝2400mはチャンピオン決定戦が行われるコース。それだけに各馬が能力を発揮できるイーブンな条件というイメージを抱きがちだが、実際には内枠有利になりやすい点は頭に入れておくべきだろう。
過去5年は全て良馬場で行われ、その決着タイムは古い順に、2.24.6、2.23.2、2.24.0、2.26.9、2.23.6。前半1000m63.2秒という超スローになった17年こそ2分26秒台後半の決着になったが、1000m60秒台前後で流れれば、2分23秒〜24秒台というのが標準的と言えるだろう。
2回東京開催は前半6日間をAコース、7〜10日目をBコース、11、12日をCコースで行う。つまり
日本ダービーはCコース替わりの2日目。先週は馬場の内目を開けて乗られるシーンも見られたが、Cコース替わりでその部分がカバーされる形になる。
ヴィクトリアマイルが1.30.5、
オークスが2.22.8と、非常に速い時計での決着となった。東京競馬場のある府中市は21日に73.5ミリの降雨があったが、その後はダービー当日まで晴れで気温が上がる予報。野芝の生育が進むお膳立てが整っており、例年以上の時計勝負になる公算が極めて高そうだ。