第1回東京優駿競走(
日本ダービー)が行われた目黒競馬場の名称を由来とするレースで、わが国最古のハンデキャップ競走として長い歴史と伝統を誇る。かつては春秋の2回行われていたが、1984年の
グレード制導入以降は秋が廃止され、春のみとなり、2006年からはダービーウィークに組み込まれている。
長距離のハンデ戦らしく過去10年間で1〜3番人気は2勝2着5回3着3回。1番人気馬は1勝2着4回と苦戦傾向にある。
◎
ブラストワンピースは昨年の
有馬記念優勝馬。1番人気に支持された前走の
大阪杯は、不本意な結果とはなったが、それでも最後は外から差を詰めたように
グランプリホースの意地をみせた。今回は3戦2勝と得意にしている広い東京コース。59キロのハンデは楽ではないが、自身530キロの大型馬で斤量泣きするタイプでもないだろう。連勝馬券の軸としては信頼できる。
東京コースを得意としているという意味では◯
ムイトオブリガードにも同様に期待ができる。このコースでは4戦3勝2着1回。前走の
大阪杯では位置取りの差はあったにせよ、
ブラストワンピースを上回る上がりタイムを記録している。得意としている東京コースで、3キロの斤量差をいかして上位を脅かしたい。
堅実に成績を積み上げてきた▲
ルックトゥワイスは、そのレースキャリアのほとんどが左回りの競馬場という
サウスポー。さすがに重賞メンバーに入ると楽はさせてもらえないが、それでも
日経新春杯2着、
新潟大賞典4着と初タイトルまであと1歩のところまで来た。
ブラストワンピースを除けば、やや決め手に欠くメンバーだけに上位進出は十分に可能と判断した。
連覇を狙う△
ウインテンダネスは前走の内容が物足りないが、昨年の
アルゼンチン共和国杯は悪い内容ではなかった。長距離レースを連勝してきた△
アイスバブル、3歳時には
青葉賞に勝っている△
ゴーフォザサミットまで押さえておきたい。