「葵S・重賞」(25日、京都)
勢いは止まらなかった。1番人気の
ディアンドルが破竹の5連勝で重賞初制覇。道中は4番手を追走して直線へ。左ムチを連打されながら残り100メートルで先頭に立つと、最後は
アスターペガサスの猛追を頭差振り切った。初騎乗の藤岡佑は「前走で乗ったルメールから、馬を気にするところがあると聞いていたけど、我慢してしっかりと走れていた。並び掛けられたが、馬が抜かせないぞという気持ちを出してくれた」と笑顔で振り返った。
開業5年目で初の重賞タイトルを手にした
奥村豊師は「特に気にしていないが、これから実感が湧いてくるかもしれません」と話し、「スピードの能力が高い馬で、体調を整えることを考えていた。結果を出せて良かった」と安どの表情を浮かべた。
次走は未定。「馬は成長すると思うし、どうなっていくか楽しみ」と指揮官は今後の活躍を期待した。“快速娘”がさらなる大舞台へと歩みを進める。
提供:デイリースポーツ