6月2日に行われる
安田記念(3歳上・GI・東京芝1600m)。
D.レーン騎手と新コンビを組む
ステルヴィオ(牡4、美浦・
木村哲也厩舎)は、昨年の
マイルCSを制して以来のマイル戦となる。
【
木村哲也調教師】
「2歳の早い時期から使っていますが、脚元の不安はこれまで皆無です。後ろ脚をうまく使って
バランスの良い走りが健康を保てている一因でしょう。前走(
大阪杯・GI・14着)は馬体重の減り方(マイナス12キロ)を見ると、レースへの持っていき方がうまくいかなかったと認めざるを得ないですね。テンションを考えても、本来の力を発揮できる状態ではなかったと思いますし、ジョッキーに申し訳なかったです。
前走の固定観念で馬を見てしまいがちですが、放牧先から戻ってきてからのフットワークの質が良くて、良い意味でイメージを裏切られた感じです。5月19日の坂路での動きも良くて、改めて凄い馬だと思いました。1週前は冷静に立ち回って、かつアグレッシブに動けるかという言葉にすると相反するようなテーマで追い切りましたが、ゴール前の動きも前走時より良かったと思います」
(取材:佐々木祥恵)