6月1日に阪神競馬場で行われる
鳴尾記念(3歳上・GIII・芝2000m)について血統・種牡馬別に検証していく。なお、施行条件が変更された2012年以降を集計対象とする。
過去7年で最多となる5回の馬券絡みが
ディープインパクト。次点で3回の
ステイゴールドが続く。また、今年は産駒の出走予定がないものの、
キングカメハメハが勝利数トップとなる2頭の勝ち馬を輩出している。
ディープインパクト産駒は延べ15頭が出走して「1-2-2-10」複勝率33.3%、複勝回収率56%という成績で、1〜3番人気に推されていれば「1-2-1-1」複勝率80.0%、複勝回収率126%と信頼度が上がる。今年は
ギベオンが出走を予定しているので、その人気にも注目してみたい。
ステイゴールド産駒は延べ5頭が出走して「1-1-1-2」複勝率60.0%、複勝回収率220%という成績だが、4着以下のうちの一頭(2012年
ナカヤマナイト)も3着とはハナ差なので、安定感という意味ではナンバーワンの種牡馬と言えるかもしれない。今年、同産駒からは
ステイフーリッシュが参戦を予定している。
ジャングルポケット産駒も
エアソミュールが2014年に勝利しており、延べ5頭が出走して「1-0-0-4」という成績。
ノーブルマーズは
宝塚記念を12番人気で3着に激走するなど、阪神コースでは「2-1-2-1-1-0」と底を見せていない魅力があるため、今回は重賞初制覇にも期待が掛かりそうだ。
マンハッタンカフェ産駒は2012年
ショウナンマイティ(1番人気2着)の実績があるものの「0-1-0-1」とサンプルは少ない。
プラチナムバレットは、2017年の
鳴尾記念において勝ち馬と同タイムで入線していた
スマートレイアーを半姉に持つが、自身も「2-1-1-1-0-0」と掲示板外歴のない阪神コースで復活なるだろうか。