6月1日に阪神競馬場で行われる
鳴尾記念(3歳上・GIII・芝2000m)について枠順・馬番別に検証していく。なお、施行条件が変更された2012年以降を集計対象とする。
馬番別では、最多となる4回の馬券絡みが10番。3回で2番と8番が続き、2回が3番、6番、9番となっている。過去7年、フルゲートで行われた年が一度しかないことを踏まえれば外目の枠に入った馬の好走が目立つ。また、今年も12頭しか特別登録を済ませていないためフルゲート割れが確定している(最終的に9頭に)。
参考までに枠順による成績を比較すると下記の通り。
1枠 0-0-0-8 複勝率0.0% 複勝回収率0%
2枠 0-1-2-5 複勝率37.5% 複勝回収率443%
3枠 1-0-1-7 複勝率22.2% 複勝回収率44%
4枠 0-0-2-7 複勝率22.2% 複勝回収率48%
5枠 1-1-1-7 複勝率30.0% 複勝回収率130%
6枠 0-1-1-10 複勝率16.7% 複勝回収率70%
7枠 1-4-0-9 複勝率35.7% 複勝回収率67%
8枠 4-0-0-10 複勝率28.6% 複勝回収率50%
そして、出走頭数が12頭立て以下だった年の枠順別成績が下記になる。
1枠 0-0-0-5 複勝率0.0% 複勝回収率0%
2枠 0-1-1-3 複勝率40.0% 複勝回収率158%
3枠 0-0-1-4 複勝率20.0% 複勝回収率50%
4枠 0-0-1-4 複勝率20.0% 複勝回収率48%
5枠 0-0-1-5 複勝率16.7% 複勝回収率20%
6枠 0-1-1-6 複勝率25.0% 複勝回収率106%
7枠 1-3-0-6 複勝率40.0% 複勝回収率78%
8枠 4-0-0-6 複勝率40.0% 複勝回収率71%
少頭数の時ほど外枠有利と言えそうで、逆説的に14頭立て以上で行われた2回は6〜8枠の成績が「0-1-0-11」、2016年6枠10番
ヤマカツエース(1番人気6着)、2013年7枠14番
パッションダンス(1番人気6着)、同年8枠15番
ダイワファルコン(2番人気10着)など、人気馬でも案外な結果に終わっていたことを覚えておきたい。