天皇賞・春4着の後、リフレッシュ放牧へ出て、5月28日に栗東へ戻ってきた
エタリオウ(栗東・
友道康夫厩舎)。今朝30日は次走予定の
宝塚記念(6月23日・阪神芝2200m)に向けた3週前追い切りを行っている。
角馬場から半周のキャンターをCWコースで消化するが、この時の1コーナーから2コーナーの行きっぷりが上々。その勢いのまま、追い切りに移行しそうだったが、鞍上の指示に従って、きっちり減速して、馬場を後にした。
坂路馬場でも一歩目からのスピード乗りがいい。だからといって引っかかっているわけではなく、ゴールへ向かってしっかりと加速するラップを踏めていた。時計は4F54.9〜3F40.5〜2F26.3〜1F12.9秒。
追い切り後、厩舎へ引き揚げていく道中に騎乗した大江祐輔調教助手に「いいですよね?」と聞いてみると「いや、まだですね。能力があるので、時計は出ますけどまだといった感じ。これから10日くらい、ベーシックなところをしっかりやっていって、どんな風に変わってくるか、ですね」とのこと。
まだレースまでは3週間ほどあるので、ここからどんな変化を見せていくのか。注目してみたい。
(取材・文:井内利彰)