「
安田記念・G1」(2日、東京)
巻き返しへ、お膳立ては整った。展開の鍵を握る
アエロリットは31日、枠順抽選で1枠2番に決まった。一報を受けた菊沢師は「ポンと(ゲートを)出てくれることが大前提だけど」と言葉を選びながらも、「偶数で距離ロスなく行ける。いい枠です」と笑顔を見せた。
ヴィクトリアマイル5着から中2週。激走の反動が気になるが、「レース後の1週間は、大丈夫かなと思いながらケアを中心にやってきたけど、良くなってきている」と日増しに状態は上向いている。金曜朝は美浦北の角馬場で乗り運動。「馬体の張りがいい」。万全を期し、あえてレース前日の東京競馬場入りを選択した。
昨年は道中で落鉄するアク
シデントに見舞われつつも首差の2着。「あの差はガッカリ」と、師は小差で敗れた悔しさを口にする。その昨年以来のコンビとなる戸崎圭は、先週のダービーも2着惜敗。ここで狙うは頂点のみだ。
くしくも
アーモンドアイ、
ダノンプレミアムの2強が隣同士の枠となった。「2頭がけん制するなかで、出し抜けが理想では」と報道陣から質問が飛んだが、指揮官は「それは記者さん方の考え。自分のリズムで行ってくれれば」と泰然自若。小細工なしの戦法で戴冠を目指す。
提供:デイリースポーツ