「新馬戦」(8日、阪神)
現在34勝を挙げて全国リーディングの安田隆厩舎から、楽しみな素質馬がデビュー戦を迎える。土曜阪神5R(芝1200メートル)にスタンバイの
ロードクラージュ(牡)だ。
父が12、13年の
最優秀短距離馬ロードカナロアで、母が09年
京阪杯2着の
レディルージュという、厩舎ゆかりの血統だ。安田助手は4日「お父さんの方に似ています。走りの
バランスがいい。いかにも切れそうですね」と好感触を伝える。
調整も順調だ。2週前追いでは、2日の
麦秋S(東京)で4馬身差Vの
ミッキーワイルド(4歳オープン)と栗東坂路で併せ、鋭い動きで4F52秒9-38秒0-12秒2を刻み、半馬身先着した。「ハードな調教にもへこたれず、息持ちもかなりいい」と能力は高い。
現在、過去最高だった昨年の48勝(JRAのみ)を上回るペースで白星を量産中。「牧場の方と、コミュニケーションが取れているのがいいんだと思います。的確な情報をくれますし、周りに助けられていますね」と感謝する。「これからは2歳で頑張らないと」。世代最初に初陣を迎える期待馬が、さらに勢いを加速させる。
提供:デイリースポーツ