エプソムC(GIII・東京芝1800m)に出走するミッキースワロー(牡5・美浦・菊沢隆徳)が、5日(水)、ウッドチップコースで菊沢調教師自らが騎乗して併せ馬の最終追い切りを行った。

「前の馬を目標にして、時計よりも終い重点という追い切りでした。メリハリがついていて走りも弾んでいました。新潟大賞典(GIII)後は短期放牧を挟みましたが、前走時よりも全体的に良くなっています。

　体が少し反っていて不器用なところもあるので、スタートしてからの加速が今ひとつですが、終いの脚はなかなかのものがあります。これまで左回りは数を使っていませんが、右でも左でも問題ないですし、回りよりも状態次第だと思います。馬場状態が悪くなって外差しの馬場になるならその方が良いでしょう。高速馬場にならない方が良いですね」(菊沢師)

　前走の新潟大賞典ではトップハンデの57.5キロを背負って2着に入り、力のあるところを見せたミッキースワロー。前走以上の状態にある今回、2年振り2つ目の重賞制覇に向けて師も手応えを感じているようだ。

(取材・文：佐々木祥恵)