砂の短距離界に新風を巻き起こす。
藤田菜七子騎手(21)=美浦・根本=が
ハルサカエ(牝3歳、美浦・大竹)とのコンビで日曜東京9Rの小金井特別(ダート1400メートル)に参戦する。
昨年9月の中山で自身初となる新馬戦Vを飾り、半年ぶりとなった2戦目も問題なくクリア。2連勝中と勢いに乗るパートナーに「初戦は逃げ切りでしたが、2戦目は馬群の中から抜け出してくれた。センスがあって、いい馬です」と称賛する。
今回も約3カ月の間隔があいたが、仕上がりは上々だ。5日の美浦Wでは4F54秒5-40秒5-12秒9を計時し、菜七子がまたがった
ハナギリ(3歳未勝利)と併入した。
大竹師は「6カ月ぶりの前走でいい競馬をしてくれているように、鉄砲の利くタイプ。この中間も気性面で成長を感じる」とさらなる上積みを感じ取る。「負担重量も軽い(52キロ)ですし、初めての古馬混合戦でも頑張ってほしい」と菜七子。いざ、無傷3連勝へ。フレッシュな人馬が府中で躍進する。(デイリースポーツ・刀根善郎)
提供:デイリースポーツ