石坂公一調教師(36)=栗東=が、
マーメイドSの
アドラータで人馬とも重賞初挑戦を果たす。
大久保厩舎から転厩後、いずれも逃げて【1】【2】着と絶好調だ。「フットワークが大きい馬。逃げる競馬が合っていると思う。最初からこういう(重賞でも)勝負になる馬を預かれるのは、ありがたいこと」と意欲を示す。
今年3月に開業して厩舎の初陣だった3月2日の小倉8Rを
リーガルリリーで見事1着。JRA初出走&初勝利と、幸先いいスタートを飾った。「順調に来ていると思います。スタッフが頑張ってくれていますし、頭が下がりますね」と、若き指揮官は感謝の言葉を口にする。
実父・石坂正師の管理馬
レッドランディーニも出走。前走の御室特別で2着に敗れているだけに、「負かしたいと思います。胸を借りる立場で臨めれば。普段通りにやるだけ」と静かに闘志を燃やす。父子対決も制し、一気にタイトルを頂く。(デイリースポーツ・赤尾慶太)
提供:デイリースポーツ