前走
ドバイシーマクラシックでは3着だった
スワーヴリチャード(栗東・
庄野靖志厩舎)。ノーザンFしがらきから栗東へ5月28日に帰厩し、
宝塚記念(6月23日・阪神芝2200m)に向けて調整中。今朝12日はレースでも騎乗予定の
M.デムーロ騎手が跨って、1週前追い切りを行っている。
CWコースで
ダイシンカローリを追走する内容。向正面へ入る地点では1秒以上の差はあったが、それを追いかけて行きたがるような素振りは見せていなかった。スムーズな追走で大きな差を保ったまま、最後の直線へと向いていく。
ここでも一気には加速せず、外を回って、じわりじわりと前との差を詰める感じ。この馬独特の頭は高いながら、しっかりと推進するフットワークで手応えは持ったまま。併せた相手との差は歴然とした感じで、追い抜いていってしまう。
時計は6F81.3〜5F66.1〜4F51.7〜3F37.5〜1F12.0秒。久しぶりに力むことなく走れている姿を見た感じがするし、海外遠征帰りになるが、むしろ出国する前よりも
リラックスして走れている印象。
大阪杯で初GI制覇となったように、阪神競馬場という舞台には縁がある馬なのかも知れない。
(取材・文:井内利彰)